「褒められても、お世辞でしょって思ってしまう」
「何をしても、自分ができたと思えたことがない」
「自己肯定感を上げなきゃ、と思うほど上げられない自分が嫌になる」
「他人のミスまで自分のせいだと思ってしまう」
もしこの中にひとつでも心当たりがあるなら、
まず知ってほしいことがあります。
自己肯定感が低いのは、あなたのせいではない
最初にはっきり伝えたいことがあります。
自己肯定感が低いのは、性格の問題でも、努力不足でもありません。
自己肯定感の土台は、幼少期の環境で形づくられます。
泣いたら抱きしめてもらえた。失敗しても「大丈夫だよ」と言ってもらえた。
こうした経験の積み重ねが、「自分は大丈夫」という感覚を育てます。
反対に——泣いたら「うるさい」と言われた。
テストでいい点を取ったときだけ笑顔になった。
「手がかからない子」でいなければ、認めてもらえなかった。
こうした環境では、「条件を満たさなければ、自分には価値がない」という思い込みが心の奥に刻まれます。
大人になっても「もっとがんばらなきゃ」「もっと痩せなきゃ」と条件を探し続けてしまうのは、
この幼少期のプログラムがまだ動いているからです。
だから、自己肯定感を育てるために必要なのは、
「ポジティブに考えよう」とがんばることではなく、
「自分との関わり方」を少しずつ変えていくことです。
自己肯定感は「性格」ではなく「習慣」
ここで、ひとつ大切なことを伝えさせてください。
自己肯定感は、生まれ持った才能ではありません。
日々の小さな習慣の積み重ねで育っていくものです。
今まで自己肯定感が低かったのは、あなたのせいではなく、
それを育てる環境や習慣がなかっただけです。
たねくん
何からすればいいかわからなかったんだ。
大人になってからでも、遅くはありません。
やらなくていいこと
でも、いきなり「習慣を変えよう」と力む前に、まず知っておいてほしいことがあります。
自己肯定感を上げるためにやらなくていいことです。
- 無理にポジティブに考えること
- 毎日「私は素晴らしい」と鏡に向かって言うこと
- 自分を好きにならなきゃいけないと思うこと
こうした方法が合う人もいますが、自己肯定感が低い状態でやると、「できない自分」をさらに責めてしまうことがあります。
大切なのは、もっと小さなことから始めること。
今日からできる7つの習慣
では、ここから「やったほうがいいこと」を見ていきましょう。
どれも小さなことばかりです。全部やらなくても、ひとつだけでも大丈夫。
習慣① 「今日できたこと」を3つ書く
すごいことじゃなくていいのです。
「起きられた」「ご飯を食べた」「仕事に行った」——それだけで十分。
「できた」を意識的に拾うことが、自己肯定感の土台になります。
自己肯定感が低い人の頭の中では、成功は「たまたま」で流され、失敗だけが記録されています。
心理学では、これを「心のフィルター」と呼びます。
書き出すことで、このフィルターに意識的に逆らう練習になります。
習慣② 「〜すべき」を「〜したい」に変える
「もっと頑張るべき」「ちゃんとすべき」——
この言葉が多い人は、自分に厳しすぎます。
「すべき」を「したい」に変えるだけで、自分への態度がやわらかくなります。
「すべき思考」は、認知行動療法で指摘される認知の歪みのひとつ。
自分にも他人にも厳しいルールを課し、そこから外れると自分を責める——
このパターンに気づくだけでも、少し楽になれます。
習慣③ 自分に「よくやってるよ」と言う
他人には言える労いの言葉を、自分にもかけてあげてください。
声に出さなくても、心の中で。
自分をねぎらう習慣は、確実に自己肯定感を育てます。
心理学では、これを「セルフ・コンパッション(自分への思いやり)」と呼びます。
自分に優しくする人のほうが、困難から立ち直る力が強いことが研究で示されています。
甘えではなく、回復のための技術です。
習慣④ 比較をやめる——SNSを見る時間を減らす
SNSは「他人のハイライト」を見せる場所です。
それと自分の日常を比較するのは、フェアではありません。
1日30分だけSNSを減らしてみてください。
自己肯定感が低い人は、比較が常に「上方比較」——自分より上の相手との比較になりがちです。
どれだけ上にいっても、さらに上を見つけてしまう。
SNSを閉じることは、この終わりのない比較を一時停止するボタンです。
習慣⑤ 小さな「自分で決める」を増やす
お昼に何を食べるか。休日に何をするか。
小さなことでいいから、「自分で選んだ」という実感を積み重ねる。
自分の選択を信じる力が、自己肯定感につながります。
自己肯定感が低い人は、無意識に他人の意見や空気を優先してしまいがちですよね。
「自分で決めて、大丈夫だった」という小さな成功体験が、
「自分を信じていい」という感覚を少しずつ育てます。
習慣⑥ 体を動かす
激しい運動じゃなくていい。散歩でも、ストレッチでも。
体を動かすと、セロトニン(幸せホルモン)が分泌されて、気持ちが少し上向きになります。
心と体はつながっています。
習慣⑦ 「完璧」を手放す
「100点じゃなきゃ意味がない」と思っていませんか?
60点でもやった自分を認めること。
完璧主義を緩めることは、自己肯定感を守る最大の味方です。
完璧主義の根っこには、「完璧にやらなければ認めてもらえなかった」という幼少期の体験があることが少なくありません。
「70点で何が起きるか?」を実験してみてください。
おそらく、誰も怒らないし、見捨てられもしません。
すぐに変わらなくても大丈夫
ここまで7つの習慣を見てきましたが、焦らなくて大丈夫です。
自己肯定感は、1日で劇的に変わるものではありません。
でも、小さな習慣を続けていると、ある日ふと気づきます。
「あれ、前より自分のこと、嫌いじゃないかも」
その「あれ?」が、変化の証拠です。
もし「がんばっても変われない」と感じているなら、
それは方向が違っただけかもしれません。
「上げよう」とがんばるのではなく、「自分を責めることをやめる」ほうが先。
自分に優しくすることは、甘えではなく、回復のための第一歩です。
ほとりちゃん
完璧じゃなくて大丈夫。
まとめ
自己肯定感は性格ではなく習慣。無理にポジティブにならなくていい。
「できたことを3つ書く」「自分をねぎらう」「完璧を手放す」——今日からできる小さなことが、あなたの自己肯定感を少しずつ育てていきます。
変わろうとしている今のあなたは、もう変わり始めています。
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